やむを得ず道の駅で車中泊してみた

hirunex

2016年10月07日 22:35

道北に行く用事があったので、せっかくなので帰り道に川下りソロキャンプをする事にした。



この日は稚内に前泊して、会社の仲間と礼文島を往復した。




稚内に戻るとすっかり日も暮れて小雨も降っていた。ネットで雨雲レーダーを見てみると、稚内は雨だけど名寄の辺りは雨雲がないので予定通りソロキャンプを決行することにした。

会社の仲間と別れて単独行動させてもらう。稚内のスーパーで食材の買い出し。



ソロキャンプはネットで調べた中川町森林公園キャンプ場にした。チェックインも時間制限がなく、万一テントが張れない天候でも無料で使えるコテージがあるようだ。買い物を済ませ稚内から中川に向かう。途中、道の真ん中に鹿が2頭佇んでいて危なく轢きそうになった。

ようやく着いたキャンプ場は真っ暗。駐車場らしきところにはキャンピングカーが1台。真夜中で勝手もわからないし、どこがテントサイトかもわからない。期待のコテージらしい建物も真っ暗でひと気がなく不気味。この場所でのテント設営は断念した。



すっかり宿泊場所のあてが外れてしまい受付もしていないけどあわよくば入れるかな、と淡い期待を寄せてすぐそばの「中川町ナポートパークキャンプ場」に行ってみたけど、ここも真っ暗で街灯すら点いていなかった。

途方に暮れながらテント泊は諦めて、中川町にある道の駅で車中泊することにした。



道の駅に着くと多分車中泊であろうワンボックスがすでに1台停まっていた。朝、車中を覗かれるのが嫌なので、駐車場ではなく隣接している空地にクルマを停め、すっかり遅くなったけどクルマの脇で夕食の準備。家から持ってきたごはんを久しぶりにメスティンで炊いてみる。



・・・と思ったら、知らないお兄さんがクルマの陰から姿を現し話しかけてきた。

京都から来た釣り師さんで、相方は体調不良で早々に寝たようだ。明日、初めて天塩川を下ると話すと、地形図を片手に川の説明をしてくれた。話が弾んでごはん支度がすっかり遅くなってしまった。

お米は1合。取っ手のリベットを目印に水を入れた。吸水させたかったけどお腹が空いているので省略した。



ワンバーナーにメスティンを乗せて点火。沸騰すると吹きこぼれるのでメスティンの上に重しを置いた。



お米が炊けるまでの間におかずの用意。簡単につみれ鍋、食材を適当に切り「鍋キューブ」を入れて煮込む。




メスティンの吹きこぼれが収まって香ばしい香りがしてきたら弱火にして蒸気が収まるのを待つ。蒸気が収まったらタオルに巻いてひっくり返して10分ほど蒸らした。




蒸らしている間に鍋も完成。人気のない道の駅の空き地で遅い夕食。



お焦げも良い感じで自己満足。鍋の汁と混ぜてお焦げ満喫。



お腹もいっぱいになり、気付くと時計も12時を回っていたので明日の川下りに備えて寝ることにした。狭いクルマのリアシートに無理やりマットと寝袋を広げ、フロントシートを倒して隙間に斜めに寝た。

朝起きたら窓ガラスは寝息で真っ白、おまけに小雨が降っていた。



外はエンジン音がやたらとうるさい。外に出てみたらトラック銀座になっていた。




屋根のある身障者用駐車場に移動して寝袋を片づけ、川下りの身支度を整えた。



さあ、これから川下り。雨止むのかな・・・。

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