豪雪の屈斜路湖畔、路肩でキャンプと川下りしてみた。

hirunex

2005年03月12日 18:00

朝目覚めると久しぶりのドカ雪だったその日、いきなり屈斜路湖でキャンプをすることになった。
あいにくの天気も昼過ぎからは回復して、先発隊のゴンタは夕方に出発。
しかしキャンプ予定だった眺湖橋の空き地は腰までの雪で車が入れず、
橋の手前の路肩を1時間かけて除雪してからのキャンプ設営となった。
設営してからも観光道路の路肩でキャンピングカーを停め
薪ストーブを焚きくつろぐゴンタの姿は目立ちすぎ、通り過ぎる観光バスの乗客の熱い視線を浴びていた。



ポチも仕事を終えるとあわててカヌーを積み屈斜路湖へ向かう。
美幌峠にさしかかると晴れていたはずの天気が一変、横殴りの暴風雪。
こんなんで明日は無事川下り出来るのかな・・・などと考えながら一路屈斜路湖へ向かった。



お互い疲れていたのか食事も酒も程ほどに就寝。
ポチは物好きに愛犬と一緒にテント泊。真夜中に下痢で悩まされる。



翌朝目覚めると外はなにやら賑やか。
テントから出てみるとさすが道東屈指の観光スポット屈斜路湖、
驚くことに真冬なのにガイドさんがお客さんを乗せてカヌーで川下りをしている。
川沿いではガイドさんが観光客とネイチャーウォークを楽しんでいる。




そんな観光客の目に路肩でキャンプをしているゴンタとポチも
「あぁこれが北海道の人たちなんだ」と好意的に見えたのかどうかはさておき、まずは腹ごしらえ。
パンを薪ストーブでトーストして朝食を取りゆっくりとくつろぐはずなのに
一向に止まない風のせいか寒くてじっとしていられない。
気付くと愛犬も凍えていた。



こんな時期に川下りをするのはよっぽどの物好きだ、などと思っていたら
気合いの入ったカヌーイストが続々とカヌーを積んでやってきた。




ポチとゴンタが下り始める時にも水を得た魚のように軽快なパドリングで3人組が先行していく。





絶対に沈したくない二人は石橋をたたいて渡るパドリングで慎重に下る・・・つもりが
ゴンタは雪球を作ってポチを砲撃。





放送禁止用語の連発で息を呑む美しさだった釧路川のシチュエーションも台無しとなった(笑)。




キャンプ設営場所に戻ると定番のカレーライスで腹ごしらえをして、
観光バスの視線を気にしながらしばらくくつろいだ後撤収。




振り返ると対岸の山並みがとてもキレイ。
帰り道では結氷した屈斜路湖が荘厳な佇まい。





氷点下の中無理やりテント泊に付き合わされたポチも見とれていた。



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