豊平山に登ってみた
観測史上最大の寒波と報道が続き、山を諦め朝から洗濯しながら窓の外を見るとキリっと晴れている。陽も射しているしやっぱり山に行くことにした。
もう10時を回っているし近場の藻岩山にクルマを走らせていたら道を間違えて行き過ぎ、引き返すのも面倒なのでまだ冬に登ったことのない豊平山に変更。 クルマ停められるかと心配だったけど、しっかり除雪してありひと安心。でもクルマは自分ひとりだけ。トレースも雪に埋もれてうっすら。
途中からトレースが曖昧になったけど、相変わらず親切な案内板やたくさんのピンテで迷わず進める。砂防ダムはキンキンに冷えていた。
車道を跨ぎさらに進むとトレースは全くなくなった。ところどころについている動物の足跡とピンテを目印に進むと東面コースと西尾根コースの分岐に出た。躊躇することなく緩やかな東面コースを選択、いつも優柔不断なのにこの決断力には我ながら感心する。
ここから徐々に傾斜がつき、ようやく山に登ってる気分になる。息が切れてきた頃に西尾根との合流点に着いた。
ここから山頂はけっこうな傾斜、ロープ頼りによじ登ったけど途中からロープも雪に埋もれ、ズリズリ滑りながらなんとか山頂に到着。
山頂は未踏の新雪で気分が良い。
雲の切れ間から陽が射してきたので、久しぶりにお湯を沸かして豚汁を食べた。
豚汁食べてたら仕事の電話、手袋脱いで話してたので電話切る頃には手がかじかんで痛い。かじかむ手で後片付けをして下山開始。山頂からの傾斜はほぼ滑落状態、歩いているうちに陽が隠れて寒さが一段と身に沁みる。
しばらく自分の付けたトレースを辿りながら下山してたけど、気づくともう一本トレースが付いていた。あれ?誰にもスライドしてないのに。西尾根廻りですれ違ったのかな。
登山口に着いたらクルマが1台増えていた。
〈今回の軌跡〉
関連記事