雪が積もる前に手稲山に登ってみた
本格的に雪が積もる前に、久しぶりに手稲山に登ってみることにした。
天気予報は曇りだけどパラパラと雨が降ってきた。山に登ってたら雪になるのかなどと呑気にクルマを走らせ平和の滝前の駐車場に着いた。クルマはすでに10台くらい停まっている。
登山口はいきなりドロドロ。横を流れる川の音を聞きながらしばらく歩くと堰堤があり、このあたりからは登山道いっぱいに水が流れ川のようになっていた。トレッキングシューズだと厳しそう。さらに進むと布敷の滝。
傾斜は次第に急になり、滑りやすく雪に覆われた岩場に出る。さらに進むと本格的なガレ場、岩の上に程よく凍った雪が乗っかりスリル満点。滑って落ちたらけっこうな怪我だとマイナス思考になりながら登っていたら急に陽が射してきた。振り返るとガレ場越しの雄大な山並み。
ガレ場を越え少し進むとケルンに出た。数年ぶりの再会。ここまで来たら頂上はあと少し。足元はもうすっかり冬山。
既にしっかりとトレースもついていて歩きやすい道をアンテナ目指して進むと頂上に出た。
「ていねっていいね」の看板があったはずだけど、風に飛ばされたのか雪に埋もれたのか見当たらない。後から来た団体さんに気後れしながらこそこそと遅い朝食を食べてお茶で体を温めた。
スキー場に寄り道すると、リフト動いていないのに山スキーとかボブスレーとかで大賑わい。しばらく眺めていたけどそろそろ下山することにした。
ケルンを過ぎガレ場に着くとけっこう怖い。ポールをたたんで滑らないように両手両足で慎重に降りた。ガレ場を過ぎて少し歩くと雪もなくなりひと安心。
せっかく雪に洗われてきれいになった登山靴は、川のような登山道を歩いた途端にドロドロになっていた。
〈今回の軌跡〉
関連記事